住まいのコンシェルジュ

断熱リフォームの驚くべき効果とは? 施工箇所や注意点も一緒に解説!

断熱リフォーム

住まいの快適性を求めるために、断熱リフォームをする人が増えてきています。冬になると「家の中が寒く、暖房をつけてもなかなか暖まらない」、夏には「家の中が暑くなり、エアコンの設定温度より下がらない」という悩みを持つ人は多いものです。

家の中が外気温に左右されてしまうのは、断熱性が弱いためでしょう。断熱リフォームをすることで、冬は暖かく夏は涼しい、快適な家を作り出すことができます。

この記事では、断熱リフォームの効果やメリット、リフォーム工事の方法や流れなどをまとめてご紹介しましょう。

この記事はこんな方向け

  • 断熱リフォームを検討している方
  • 断熱リフォームの費用について詳しく知りたい方
  • 断熱リフォームのメリットを知りたい知りたい方

この記事を書いた専門家

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB.png

テンイチ 管理部 営業企画課


  1. 断熱リフォームとは?
  2. 断熱リフォームにはどんなメリットがある?
  3. 断熱リフォームの種類
  4. 断熱リフォームができる箇所は?
  5. 断熱リフォームの費用を抑えるには?
  6. 断熱リフォームをする際の注意点
  7. 優良リフォーム業者の選び方
  8. 断熱リフォームの施工事例
  9. 断熱リフォームに関するよくある質問

この記事を読むことで、断熱リフォームについて詳しく分かるはずです。ぜひ参考にして1年中快適に過ごせる家を手に入れてください。

1.断熱リフォームとは?

断熱リフォームとは、壁や床に断熱材を入れたり窓にサッシをつけたりすることで、外気温の影響を受けにくくするためのリフォームです。断熱性の弱い住まいでは、屋外の寒さや暑さがそのまま家の中まで影響し、「冬になると寒く、夏になると暑い」のが悩みになります。

断熱リフォームをすることで、冬は暖房で暖めた空気が屋外に逃げず、夏は屋外の熱が入ってくるのを防ぐことができるのです。

近年は温暖化が進み、断熱リフォームに対する需要が高まってきているのが現状です。温暖化によって影響を受けるものの一つに光熱費があり、「年々光熱費が高くなってきている」「何とかして光熱費を抑えたい」という人も増えていることが考えられます。その対策として、断熱リフォームが注目されているのです。

特に以下のような場合には、断熱リフォームの検討をおすすめします。

  1. 冬は暖房をつけていても家の中が寒い
  2. 夏は家の中がなかなか涼しくならず、エアコン代がかさむ
  3. 小さい子どもや高齢者がいるので、寒さや暑さによる健康への影響が心配

2.断熱リフォームにはどんなメリットがある?

断熱リフォームを行えば、現在抱えている様々な問題を解決できる可能性があります。ここでは、断熱リフォームをすることによるメリットを紹介します。

2-1.外気温の影響を受けにくくなる

断熱をすれば、外気温の影響を受けにくくなることで夏涼しく、冬暖かい家になります。日本の伝統家屋は、夏に過ごしやすいことを前提に造られていますが、現在では空調が効きにくいのがデメリットです。

断熱工事をすれば、空調が効きやすく夏涼しく冬暖かい家になるでしょう。寒冷地はもちろんのこと、沖縄のように暑い地域でも快適に過ごせます。たとえば、天井の断熱を行えば、真夏に直射日光の影響を受けにくくなるでしょう。壁を断熱すれば、冬も暖かく過ごせます。

2-2.光熱費の削減

夏の冷房費や冬の暖房費は、家計の大きな負担になります。特に、築年数の経った日本家屋の場合、断熱材が入っていないケースが珍しくありません。加えて開口部が多いので光熱費がかかりがちです。

断熱工事をすることで、光熱費の削減もできます。エアコンの温度を高めに設定しても快適に過ごせるほか、外気温の影響も受けにくいので、ホテルの中にいるような感じで過ごせるでしょう。

設定温度と家の中の温度の差が小さいほど電気代がかかりません。断熱をすれば、エアコンをつけていなくても家の中の温度をある程度一定に保てます。断熱リフォームを壁や天井に施せば、光熱費が年間6万円以上安くなることもあるでしょう。

2-3.住む人の健康維持

断熱が不十分な家だと、暖房が効いた部屋と暖房がついていない場所の温度差が大きくなります。暖かいところから急に寒いところに出たり寒いところから急に暖かいところに入ったりすると血管に大きな負担がかかり、特に高齢の方はヒートショックを起す可能性が高まるでしょう。断熱リフォームは命を守ることにも繋がるのです。

2-4.カビや結露を防ぐ

断熱が十分でない家は結露が発生しやすく、結露はカビや腐食の原因になります。結露は窓に発生しやすいものですが断熱が不十分だと壁にも発生することもあるでしょう。結露からカビが発生すれば、住む人に健康被害を与えたり家の寿命を縮めたりする原因になります。断熱リフォームをすれば、快適に暮らすことができるのはもちろんのこと、家の寿命を延ばすことも可能です。

3.断熱リフォームの種類

断熱リフォームには、家の外側から施工する「外断熱工法」と、内側から施工する「内断熱工法」の2種類があります。それぞれのメリットとデメリットをご紹介しましょう。

3-1.住宅を包み込むように断熱する外断熱工法

外断熱工法とは、建物全体を断熱材で包み込むように、構造材の外側に断熱材を貼り付けていく工法です。断熱材のとぎれがない分、高い断熱効果が期待できます。また、室内側の柱と柱の間などに断熱材を敷き詰める必要がないため、室内空間を広く取れるという点もメリットです。その反面、内断熱工法と比較して工事費用が高くなること、工期が長くなることなどがデメリットとして挙げられます。

3-1-1.外断熱工法の費用

外断熱工法の費用は、1㎡あたり5,000~6,000円程度が相場です。このほかに、足場代や養生費用がかかります。延べ床面積が広い建物や2階建て、3階建てなど高さのある建物ほど費用がかかるのが一般的です。

3-1-2.外断熱工法の施工手順

外断熱工法を行う場合、まずは足場を組んで建物を覆って既存の外壁の上から断熱効果のある素材を張り、その上から塗装をしていきます。

簡易的な断熱工事の場合は、断熱素材を張らずに断熱効果の高い塗料を塗れば完了です。工期は、塗装だけの場合は2~3週間前後、断熱材を張って塗装を行う場合は1~2か月かかることもあります。建物が大きいほど工期は長くなるのが一般的です。

3-2.空間部分に断熱材を詰めて断熱する内断熱工法

一方の内断熱工法では、壁や柱、床の内側など、空間になっている部分に断熱材を詰めて断熱します。外壁の厚みを変えずに断熱できること、外断熱工法に比べて低予算で施工できることなどがメリットです。

ただし、外断熱工法よりも気密性が低い分、断熱性が弱くなる可能性があるでしょう。また、施工の仕方によってはすき間ができてしまい、冬に結露が発生しやすいという問題もあります。

3-2-1.内断熱工法の費用

内断熱工法の費用は、1㎡あたり3,000~4,000円程度が相場です。このほか、天井や床、壁の撤去費用や張り替え費用などがかかります。

3-2-2.内断熱工法の施工手順と期間

内断熱工法の施工手順は、まず断熱工事を行いたい部分の壁や床を剥がし、断熱材を入れて改めて床・壁・天井を張り直します。1箇所あたり1週間~10日ほどが目安です。広い住宅ほど工期は長くなります。

4.断熱リフォームができる箇所は?

ここでは、断熱リフォームすることができる施行箇所を解説します。ぜひ、参考にしてください。

4-1.壁・天井・床下

断熱材を入れたり断熱効果の高い素材に付け替えたりすることで断熱リフォームが可能です。最も効果が実感できる場所でもあります。工事期間も2~4日と短く、住みながらリフォームも可能です。また、床下の場合は床裏から断熱材を入れることもできます。

4-2.内窓

サッシを交換したり断熱用の窓を新たに取り付けたりすることでリフォームが可能です。内窓を断熱リフォームすれば、壁や天井のみをリフォームするより断熱効果が高まります。断熱リフォームをすることで、結露対策や防音対策にもなるのでおすすめです。

4-3.屋根や外壁

断熱効果のある塗料を塗ることで断熱効果を高めることができます。また、現在は断熱効果のある屋根材や壁材もあるため、併せて使えばより高い効果が期待できるでしょう。

リフォームの工期や費用はおおよそ以下のとおりです。

  • 壁:約4千~3万円/㎡ 工期:2週間~
  • 天井・床下:約4~8千円/㎡ 工期:2~4日
  • 内窓:4万円~ 工期:半日~
  • 断熱窓への取り替え:13万5千円~ 工期:1日~
  • 断熱玄関への交換:35万円~ 工期:1日~

断熱材の工事は、広範囲になるほど工期がかかります。しかし、内窓の取り替えなど狭い範囲なら半日あれば可能です。また、窓や玄関の交換ならば20万円以下でできます。

詳しくは、施工業者にお問い合わせください。住みながらリフォームをしたい、せっかくなので床材や天井の張り替えも一緒に行いなどの希望も伝えれば、最適なプランを提案してくれるでしょう。

5.断熱リフォームの費用を抑えるには?

5-1.ほかのリフォームと一緒に依頼する

断熱リフォーム以外のリフォームも検討している場合は、一緒に依頼することをおすすめします。足場を組む作業や作業員の手間が1回で済むため、トータルコストを抑えることができるのです。また、リフォームの際には家具などの移動が必要になります。まとめて工事を行ったほうが、自分たちの手間も1回で済ませることができるでしょう。

5-2.補助金を利用する

国や自治体では、断熱リフォームに補助金を出しています。全国で利用できるのが、環境省(北海道環境財団に委託)が行っている「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」と国土交通省が行っている「こどもみらい住宅支援事業」です。

また、静岡県内でも、各自治体により独自のリフォーム補助金を行っている場合があるので、確認することをおすすめします。

住宅リフォームの補助金は、年度ごとに募集があり、上限に達すると終了となります。また、年度ごとに補助金が出る内容が異なるので、小まめな確認が必要です。詳しくは、各補助金事業のホームページを確認するか、補助金に詳しいリフォーム会社などへ相談すると良いでしょう。

6.断熱リフォームをする際の注意点

6-1.悪質なリフォーム業者に注意

断熱リフォームを行う業者はたくさんあります。中には相場よりかなり安い金額を提示してくる業者もあるでしょう。しかし、あまりに安い業者の場合、必要な工事まで削っていることがあるので、注意が必要です。業者の実績や評判などを確認してから選んでください。そのためには、ある程度の時間をかけて業者選びをすることが大切です。

悪徳業者に依頼してしまい高額な料金をだまし取られたり、ずさんな工事をされたりした例も数多く報告されています。特に、突然訪問してきて不安をあおり、契約をすすめてくるような業者には要注意です。大幅な値引きなどを提案してきても、誘いに乗らないようにしましょう。

6-2.追加工事が発生しないように

見積もりの際によく業者と話し合って追加工事が出ないようにしましょう。たとえば、壁と窓を最初からリフォームするのと後から追加で窓のリフォームを行った場合とでは、値段が大きく変わります。このようなことが起こらぬよう、綿密に業者と話し合いを行いましょう。

7.優良リフォーム業者の選び方

断熱リフォーム工事を依頼する業者については、以下のポイントを参考にして選ぶとよいでしょう。

  1. 豊富な実績があるか
  2. 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
  3. 提案力があるか
  4. 質問に対して明確に回答してくれるか
  5. リフォーム業者の協会団体などに加盟しているか
  6. 担当者が丁寧に対応してくれるか

当社でも住宅の断熱性能を高めるさまざまなリフォーム工事に対応しています。地域密着で60年以上の実績を持ち、総合リフォーム業者ならではの提案力で最適なプランをご案内いたします。

補助金等の相談も受け付けておりますので、静岡県内にお住まいの方はお気軽にご相談ください。

8.断熱リフォームの施工事例

8-1.浴室の断熱リフォーム

静岡市駿河区、断熱仕様のシステムバスにリフォーム!こどもみらい補助金活用!

経年劣化したユニットバスを断熱仕様のものにリフォームしました。内壁に断熱材を隙間なく敷き詰め、窓も断熱窓に交換。「こどもみらい住宅支援」を9万7千円で申請し、費用負担を抑えて快適なバスルームを実現しました。

8-2.大きな窓を小窓にして断熱性を向上!

静岡市駿河区、大きな窓を小窓にリフォームして断熱性向上!補助金でお得に。

リビング・ダイニングの出入り口として使用することのなくなった大きな掃き出し窓を小さなFIX窓にリフォームし、折り畳みが可能なデスクを設置。部屋の断熱性や防音性も向上し、快適なテレワーク空間となりました。静岡県のテレワーク対応リフォーム支援補助金に35万円を申請し、費用を抑えてのリフォームを実現しています。

8-3.床下・窓・壁・天井の断熱工事!

床下・窓・壁・天井の断熱工事!

ご家族が体調を崩されたことをきっかけに、断熱リフォームを決意されたとのことです。床下にポリスチレンフォーム素材の「カネライト」を施工し、窓のシングルガラスサッシには内窓を設置。壁・天井に断熱塗料のガイナを塗布しました。

これにより断熱性が大幅に向上し、冬場は22度、夏場は28度のエアコン設定温度でも快適に過ごせる室内環境を実現しています。

9.断熱リフォームに関するよくある質問

「断熱リフォームについて知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.断熱リフォームを希望していますが、予算があまりありません。どんな工事を優先すべきですか?
A.低予算であれば、まずは開口部である窓の断熱を優先しましょう。費用も工期も抑えることができます。

Q.断熱材の中で最もよく使われているものは何ですか?
A.ガラスを繊維状にした「グラスウール」が最も使われています。断熱性・防火性にすぐれており、安価なため人気です。

Q.悪質なリフォーム業者との間でトラブルに巻き込まれた場合、どこに相談すればよいでしょうか?
A.国民生活センターに相談窓口があるため、相談してみましょう。適切なアドバイスをもらえます。

Q.ドアや窓だけでも断熱リフォームは可能ですか?
A.はい。ただし、物件によっては不可能なケースもあるので、まずは業者と相談してみてください。

Q.リフォームの補助金を工事を行う前にもらうことはできますか?
A.通常、補助金を受け取ることができるのは工事完了後となります。

Q.断熱リフォームでローンを利用できますか?
A.はい。断熱リフォームでもリフォームローンの利用は可能です。

Q.断熱工事はマンション全体でも可能ですか?
A.はい。分譲マンションで管理組合が承認すれば、大規模修繕の際に外断熱工法を行うこともあります。

まとめ

断熱リフォームの効果や方法、工事の流れなどを詳しくご紹介しました。夏暑く冬寒いといった住まいの悩みを解消するために、断熱リフォームは大変大きな効果を生み出します。より快適な住まいを作り出すために、断熱リフォームのメリットや具体的な方法を把握しておきましょう。ぜひこの記事を参考にして、満足できる断熱リフォームを実現してください。

浜松市を中心に静岡県全域でリフォーム工事を行なっているテンイチでも、断熱リフォームで豊富な実績があります優良リフォーム業者紹介サイトで11年連続成約件数1位となっており、お客様がご満足いただけるようにさまざまなプランの提案が可能です。

最長10年保証制度を実施しており、アフターケアも充実しています。まずはご相談だけでもお気軽にご連絡ください。


この記事を書いた専門家

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB2-1.png

テンイチ 管理部 営業企画課

テンイチでは、お家時間を快適で豊かなものにするために必要なリフォームの知識や役立つ情報を提供し、静岡県内地域のみなさまの暮らしをサポートします。ご相談いただければ、安心のリフォーム工事をご提供いたします。


0120-037-114 無料ご相談はこちらへ